金曜日の朝から土曜の夕方まで「野外訓練」というものがありました。
内容としては、ガス・水道・電気の使用禁止、限られた食材と道具だけで食事を作って、夜は寒いので外で寝ることはなく、体育館などでシュラフで雑魚寝という状況でした。
私は山に行くと同じような環境で過ごすので、基本的に食事作るのも寝るのも不自由な環境でも全然苦痛ではなかった。
ただ、一日中「チームビルディング」のためのアクティビティーをこの野活だけのために作られた新しいチームメイトと行うというのが、正直最初かなり不安だったし、イヤでイヤでしようがなかった…。
同じ班には、同じ派遣国、同じ語学クラス、同じ生活班などなどの人もいたけども、それでもやっぱり若い人だったりあんまり話をしたことがない人も多く…ああぁ面倒くさいなぁと思ってた。
しかし、寝食をするとこんなにも繋がりができるものなのか?と本当に驚いた。
チームビルディングのアクティビティーは、いい大人たちが一生懸命になってタイムを他のチームと競ったり、成功するまでムキになって頑張ったり。(小さいフラフープを手を繋いで輪になった状態で一周まわすゲームなどなど)
あの瞬間はみんな子供に返ってたような…。
小学校のときの夕方の5時のサイレンがなるまで、近所の子とアホみたいに鬼ゴッコしたり、石投げしてたような感じ?
その瞬間だけのことを考えて遊ぶことができた。
食事については、食べることに対する執着がヤバい私は、同じチームの栄養士さんと話し合ってメニュー決めて作った。
与えられた食材は、卵10個ぐらい?、トマト3個、ジャガイモ10個ぐらい?、タマネギ3個、お米、塩、胡椒、砂糖、油少し、紅茶のティーバッグ。
一日目の昼は、ご飯・卵・タマネギ・トマトで、卵チャーハン。
一日目の夜は、ご飯、タマネギ・ジャガイモ・トマトでミルフィーユ焼き、砂糖たっぷりの紅茶
二日目の朝は、卵粥とチームのメンバーが摘んできてくれたタラの芽の油炒め、砂糖たっぷりの紅茶
二日目の昼は、特別に用意された材料で、竹を使ってご飯を炊飯、すいとん(具:鶏肉、人参、白菜、醤油、塩、小麦粉、水)。
ちなみに二日目の昼は、今まで女性がご飯を作り男性が火おこししてくれたのを交代して、男性が作るってことに変更してみた。まぁ結局女性陣があーでもないこーでもないウルサく口出ししてしまうことになったけど、それが世の常だから。
まぁまぁ全然食材がない割にはかなり美味しいものができたんではないかと。お米も鍋でご飯を炊くプロが我々のチームにはいたので、かなりの質の高い食事ができたんじゃないかな。
まぁ今まで常に仕事でチームリーダーのような仕事をしていたので、すぐ仕切ってしまうし、一生懸命になりすぎると周りが見えなくなる酷い奴だなぁとかなり大きく反省しました。
まぁ自分を見つめ直すいい機会だったなぁ。
訓練終了後、同じ班の数名の女子と反対側のSAにジェラートを食べに行って、そのままそのうちの3名の人と駒ヶ根駅近くに軽く飲みに行ってきました。飲み会で話した内容ももの凄く濃く、いろんなモノの見方を発見して、凄く楽しかった。
同じ業界に長くいると色んな人と話していたとしても、やっぱりその業界内での常識に基づいてみんな話しているので、まったく全然違う業界の人と話すと最初はすこし拒否反応?的なものはあるとしても、深い話をすればするほど大きな発見を得ることが多いということが分かったし、違う考えを受け入れるためのHOW TOが少し見えた気がした。
まだ完全に分かったわけじゃないけど、ここにいる間に語学以外の目標が一つできたかなぁ。
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