2014年7月27日日曜日

ホームステイに来ました…。

昨日の夜から我々タミル語チームは、ホームステイ先に嫁に出されました…。

ムスリムが多い地域に派遣される人はムスリムでタミル語を話すご家庭。タミル人が多い地域に派遣される人はタミル人のご家庭に嫁ぎました。

が、しかし、今まで内戦やらの影響でシンハラ語チームに比べ、タミル語エリアに派遣された人数が少ないというのもあってか、タミル人やムスリムの方の今までにホームステイしたお家が少ないようで…、6名中4名が新規受け入れ先という感じで…、ちょっと誤解があったり、元々報告されてた状況と違うことが結構ありました。(私もだし他のメンバーにもそういう状況が…)

私の場合テンポラリーなんですが、突如遠いご親戚に不幸があり、海外に移住していた親戚が泊まってるので、火曜日まで、家の近く海外に住んでいる妹さんが買った誰もいない新築マンションに寝泊まりほしい…。

まぁ、正直、私的には逆にありがたいんだけど…。そ私はこのまま一人の時間がいただける環境がいいんだけど…。

ちなみに家主は女性で私の1つ上。お父さんと娘(8)と息子(6)と住んでいて、旦那さんも海外に出稼ぎという感じみたいです。

と、いうのも、こちらのご家族は元々ジャフナのご出身で内戦の影響でジャフナから避難してきたリフュージなのです。そのためお姉さんが一人難民として海外に移住し、その後たくさん呼び寄せたような感じみたいです。旦那さんもコロンボでの生活、ジャフナに住む旦那さんのご両親や兄弟を養うためにも送金しているとかで…。

下の男の子が生後11ヶ月で出稼ぎに出てから、一度も帰って来られていないらしいです…。

ミニジャフナと言われる地域があるって聞いていたけど、この辺りなのかなぁ。弟さんとお母さんはまだジャフナにいると言っていたので、赴任したら会えるかもしれないなぁ。


あと翌日土曜日は、父親がいない人の日だと聞きました。どういうことかと言うと、父親が亡くなっている人は、父親を忍んで午前中は断食して、お風呂に入り、お昼にはバナナの葉を使って4種類のベジタリアン・カレーを食べるという宗教行事があるので、お爺ちゃんはそれをやるんだよってアッカー(お姉さん・家主は1つ上なので)から聞き、私も父を亡くしてるから断食する!と宣言。
そしてお昼に出してもらったのが、アッカー特製のベジカレー。
油控えめでめっちゃ美味しかった!(聞いたらお爺ちゃんが心臓が悪いから油は控えめにしていると言っていた)
多分スリランカにきて食べたカレーで一番美味しかった。


アッカーの子供たち二人。お姉ちゃんは勉強が大好きみたいで(お母さんよりきれいな英語を話す)、一生懸命、熱心に私にタミル語を教えてくれます。そして私がタミル語の授業で書いたノートを見て、全て間違いを訂正してくれたり…。

食事という綴りをஉனவுと書かねばならんところ、すべてஉனபுと書いていたのをすべてチェックして、直されました・・・。


あまりにもお姉ちゃん先生がスパルタなので、私は根をあげて、ホステルに荷物を取りにいくという口実で、少しホステルに退散…www。

もう少しタミル語が話せるようになるまで、当分スパルタレッスンが講座でも家でも行われるかと思うと結構辛いなぁ…。まぁ頑張るしかないけど…。

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2014年6月14日土曜日

長い永い訓練が間もなく終わる…

長い永い、永遠に続くんじゃないかと思えた訓練があと月曜と火曜、そして水曜でやっと終わる。

無事に講義のテストも語学のテストもパスできた!

今日までは訓練のことで精一杯であんまり任国に行ってからのことあんまり考えられなかったけど、今日語学のクラスを終えて、少しまた新しい気持ちになったかな。
いろいろあったけど、いろんな人との出会いがあって、社会人として勤めていた時分とは違ったものの見方やらモノの考えに触れ、最初は、ん?と思うことや理解できないこともあったけど、最後は自分の考え方やモノの見方も少し違う視点から見てみると、何かすべて受け入れられるようになったかな。
年を取ると何でもステレオタイプに物事を判断したり、決めつけたりしがちだけども…。

訓練所で学んだ大きなことそれは、「寛容」かな。

何でもかんでもしゃーないと見逃すという意味ではなく、時には長い目で見るというか、分かりあうのに焦りは禁物だなということを学んだなぁ。

そして世の中、キレイなものだけではなく、ダークサイドもたくさんあってどーにかこーにかそれを受け入れつつも明るい方向を見ていこうとするから、どーにか平和が成り立ってるじゃないかな…。そして、我々はどちらかというと世の中の暗いところにいる人達を少しでも明るいところに行けるようにするために、暗いところから目をそらしてはならないし、暗いところに入って行ってそこが少しでも明るいところになるように協力するのがミッションなんだと思う。

これって任国でも絶対に役に立つことだと思う。

明日は、最後の駒ヶ根での週末なので持って来てはいたのに使えてなかった登山グッズを使うため山に登って来まーす!

2014年5月18日日曜日

野外訓練が終わった…

金曜日の朝から土曜の夕方まで「野外訓練」というものがありました。

内容としては、ガス・水道・電気の使用禁止、限られた食材と道具だけで食事を作って、夜は寒いので外で寝ることはなく、体育館などでシュラフで雑魚寝という状況でした。

私は山に行くと同じような環境で過ごすので、基本的に食事作るのも寝るのも不自由な環境でも全然苦痛ではなかった。

ただ、一日中「チームビルディング」のためのアクティビティーをこの野活だけのために作られた新しいチームメイトと行うというのが、正直最初かなり不安だったし、イヤでイヤでしようがなかった…。

同じ班には、同じ派遣国、同じ語学クラス、同じ生活班などなどの人もいたけども、それでもやっぱり若い人だったりあんまり話をしたことがない人も多く…ああぁ面倒くさいなぁと思ってた。

しかし、寝食をするとこんなにも繋がりができるものなのか?と本当に驚いた。

チームビルディングのアクティビティーは、いい大人たちが一生懸命になってタイムを他のチームと競ったり、成功するまでムキになって頑張ったり。(小さいフラフープを手を繋いで輪になった状態で一周まわすゲームなどなど)

あの瞬間はみんな子供に返ってたような…。
小学校のときの夕方の5時のサイレンがなるまで、近所の子とアホみたいに鬼ゴッコしたり、石投げしてたような感じ?
その瞬間だけのことを考えて遊ぶことができた。

食事については、食べることに対する執着がヤバい私は、同じチームの栄養士さんと話し合ってメニュー決めて作った。
与えられた食材は、卵10個ぐらい?、トマト3個、ジャガイモ10個ぐらい?、タマネギ3個、お米、塩、胡椒、砂糖、油少し、紅茶のティーバッグ。

一日目の昼は、ご飯・卵・タマネギ・トマトで、卵チャーハン。
一日目の夜は、ご飯、タマネギ・ジャガイモ・トマトでミルフィーユ焼き、砂糖たっぷりの紅茶
二日目の朝は、卵粥とチームのメンバーが摘んできてくれたタラの芽の油炒め、砂糖たっぷりの紅茶
二日目の昼は、特別に用意された材料で、竹を使ってご飯を炊飯、すいとん(具:鶏肉、人参、白菜、醤油、塩、小麦粉、水)。

ちなみに二日目の昼は、今まで女性がご飯を作り男性が火おこししてくれたのを交代して、男性が作るってことに変更してみた。まぁ結局女性陣があーでもないこーでもないウルサく口出ししてしまうことになったけど、それが世の常だから。

まぁまぁ全然食材がない割にはかなり美味しいものができたんではないかと。お米も鍋でご飯を炊くプロが我々のチームにはいたので、かなりの質の高い食事ができたんじゃないかな。

まぁ今まで常に仕事でチームリーダーのような仕事をしていたので、すぐ仕切ってしまうし、一生懸命になりすぎると周りが見えなくなる酷い奴だなぁとかなり大きく反省しました。

まぁ自分を見つめ直すいい機会だったなぁ。

訓練終了後、同じ班の数名の女子と反対側のSAにジェラートを食べに行って、そのままそのうちの3名の人と駒ヶ根駅近くに軽く飲みに行ってきました。飲み会で話した内容ももの凄く濃く、いろんなモノの見方を発見して、凄く楽しかった。

同じ業界に長くいると色んな人と話していたとしても、やっぱりその業界内での常識に基づいてみんな話しているので、まったく全然違う業界の人と話すと最初はすこし拒否反応?的なものはあるとしても、深い話をすればするほど大きな発見を得ることが多いということが分かったし、違う考えを受け入れるためのHOW TOが少し見えた気がした。

まだ完全に分かったわけじゃないけど、ここにいる間に語学以外の目標が一つできたかなぁ。