年によって違うみたいなんですが、毎年8月の頭ぐらいから24日〜25日間、ジャフナ最大のヒンドゥー寺院のナッルール寺院(Nallur Temlple)でめっちゃデッカイお祭りがあります。
私が赴任したのは、クライマックスに近づきつつある8月19日で、家がある住所もNallurというぐらいですので、寺には徒歩5〜10分ぐらいで行けます。
祭りの期間は寺を取り囲むアスファルトの道は歩行者天国になり、ビーチの砂がまかれて、基本裸足でないとその砂のエリアには入れません。
ビーサンはあずけるか、そもそも近くの住民は裸足で家から行くようです。
普段は通常の道なのに、祭りの期間だけは、寺に向かう道の全てにこういった屋根トンネルみたいなのができて、そこで遠くから巡礼にきたタミル人がごろっと寝転んで休憩したり、熱中症を防ぐためか、スポーツドリンク?なのか、ただの水なのかわからないけど、無償で配布していたりします。
ナッルール寺院は、シヴァの息子であるムルガン(ガネーシャの兄弟)を祭るお寺で、毎日朝昼晩?プジャーというお祈りの儀式?があって、夕方17:30ぐらいに、祭りの期間中はムルガンとムルガンの嫁2人のご神体が寺の奥から出てきて、寺の周りをいろんな山車に乗せて一周します。すんごい人出なので、一周するのに一時間近くかかります。
これは22日の山車。日によって乗せてる山車が違いました…。
そして、8月23日〜24日の土日は朝からなんか近所中がウルサいなぁ…と思ったら…。
またまた、パタパタやってました…。
それ以外いもやっぱり、針を付けてお散歩?のやつ。いやこれはパタパタよりも凄い!重そうな飾りを肩にしょって、針を背中と口につけ、街中にあるヒンドゥー寺院を順番に回って踊り、最後にナッルール寺院にっていう感じで、それも街ごと?なのか、それぞれの地域ごとの集団がたくさんいて、何組も何組も家の前を通って行きました。
(イメージとしては獅子舞?的な?一軒一軒の寺を回ってトランス状態になるまで踊り倒すって感じ)
紐を持っている人も何か独特な動作を。多分踊ってる人がトランス状態になって危ないので紐で繋いでる?のかもしれません。
この針を刺して踊る人もアレですが、その人の紐を持つ人も いろいろ動きが個人個人違って、このじいちゃんが一番イカしてました。 |
また、口にも針を貫通させているので、水が飲みづらいらしく、何カ所で踊っているのか分かりませんが、一種の脱水症状のようなものを起こしてる人もいました…。
小さな子供達もお兄さんたちに憧れて?いつかはやってやるぞ?みたいな感じで小さな飾りを作ってもらって一緒に回っているチームもあったり、ある程度大きくなった男の子は、小さい針をさしてる子もいました。
この針刺し祭り…、なんでこんなにドSなのかというと、ムルガンは針を持っている神様らしく、それが由来だと…いうんですが…。何だか願いがある人が願掛けでやるのか?願いが叶ったお礼でするのか?どちらか色々情報はありますが…。私が見た感じ、ある20〜30代ぐらいの青年団的な人がどうやら、地元でチームを作って奉納してる感じがしました。
クライマックス前夜は、巨大な光り物の山車が動きました。真ん中がムルガン、両はじはムルガンの嫁さんらしいです。
これが最終日の朝方のクライマックスの山車です。最終日は、ちょっと死んでしまうんじゃないか…と思うぐらいの大混雑で、一瞬山車が動いたのをみたら、速攻退散しました…。
ちなみに参拝客はスリランカ全土のタミル人が集まり、さらには他国に移住していた人も夏休みも兼ねて訪れています。
そして、みんな口々にムルガンをたたえる言葉「アローハラー!」と叫びます。
さー、やっと祭りも終わって、静かになるなーと思ってた翌日。
事務所のスタッフが今日はムルガンの結婚式だというんです…。
前がムルガン、後ろの二つが嫁です。 |
全国各地からバスで巡礼者が毎日来たり帰ったりするから、街の中はかっ飛ばすバスで危険だし、職場も親類が帰ってきてたりして、皆浮かれてる?というか、心ここにあらず感半端ない感じだったしな。
そして、毎晩・毎朝ヒンドゥー音楽が鳴り響くし…。
ま、でも旅行で来るなら、8月はいいかもしれませんね。(来るなら、飛行機、チャーター、ラグジュアリーナイトバス、電車がオススメ)
そして、ジャフナ、間もなく電車が復旧するらしいです。今はジャフナのあと一歩手前までしか開通してなかったんですが、新聞には9月に開通と…。多分10〜11月にしか開通しないとは思いますが…。
ムルガンの祭り本当に世界中のヒンドゥー教徒がやってるみたいですが、全部針刺しまくりみたいで…、もっと詳しく知りたくなりました…。
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