2014年10月2日木曜日

パルメラ椰子の花蜜糖 Palmyrah Jaggery

私が現在ボランティアとして働いているパルミラ開発局。

パルメラ椰子から取れる果実、花蜜、葉っぱ、繊維、木材などを使った関連製品をたくさん売って、持続的な生計を維持すること、内戦で伐採されてしまったパルミラ椰子を元に戻そう!というのがミッションです。

ただ内戦の影響で閉鎖されていた地区にメインオフィスがあるので、みなさん外のこと、本当に知らない。

とっても栄養豊富で、もしかしたら今のココナツブームの次はこれじゃない?っていうか、ココナツなんかよりも全然栄養豊富な感じがするんですけどね…。如何せん、自分たちの製品なのに、え?って言うことを知らないんです。

まず、パルミラ椰子の一番の売りは、花蜜から取れる黒糖(ジャガリー:Jaggery)と呼ばれるものです。

 

 

見た目はかなり今ひとつですが、味は超うまいです。左の白っぽいカゴに張っているのがパルメラのジャガリーで、右側の黒い葉っぱに包まれてるのがキトゥルのジャガリーです。




味的には、黒糖をもっとビターにして、塩味も感じられる。
甘さ控えめ。例えるなら、塩キャラメルならぬ、塩黒糖って感じ?

そして、栄養価なんですが、残念ながらパルメラ開発局にはパルメラ研究所という、ちゃんとした研究所があるんですが、内戦で破壊され2012年にやっと再建されたばかりで、機材が全然揃ってない・・・ため、基礎的な栄養評価テストはできるんですが、ビタミン・ミネラルを測定する機械が・・・。(機械は昨年購入したらしいんですが、その測定に必要となる薬品がまだ来ないらしいんです…。そしていつ来るかもわからないとのこと…。北部だから…、イロイロ規制があって中々来ないのかもしれません。)

なので、私が勝手にインドの研究者のサイトから抜粋してきた情報によると、 鉄分(2.5mg/1g)、ビタミンB1(24mg/100g)、リボフラビンV.B.2(432mg/100g)、ビタミンC(11mg/100g)

って、栄養価が凄いんですよ…。
他のサイトを見ると、ビタミンB12も豊富とか書いてたり…
ちなみにこれらのビタミンB群、植物から取れるのはこのパルメラ椰子からだけだ的なことを書いてるサイトもありました。

しかも、ビタミン・ミネラルだけではなく、低GIで、昔から糖尿病患者でも食べられる砂糖として、アーユルヴェーダの薬的な役割も果たして来たらしいです。

そう、こんなに素晴らしい、夢のような成分がたくさん含まれている可能性が高く、太らない砂糖とも言われるぐらいなんですが、一番の問題は、販促するにあたり一番重要なビタミン・ミネラル関連のハッキリとした栄養の分析評価が手元にないことが大きな悩み…。(炭水化物とか脂質、糖分みたいな基礎的なのはあります)

他の研究所にお願いしてみたらいいじゃないか…と思うんですが、パルミラ研究所の人も、一応「パルミラ」って名前がついてる研究施設なのに、自分たちでその結果を出せないことが悔しいみたいで…。

でも結果がでるのはいつになるやら…。これの値がないと販促できない…というのが困ったところで…。

どこか、共同研究とかしてくれそうな、海外の施設ないですかねぇ…。


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2014年10月1日水曜日

【閲覧注意、食事中の人は見ないでネ】雨季の恐怖

食事中の人は見ないでください…。
あまりの大惨事に朝から放心状態で会社にも大遅刻…。


というのも…。

朝トイレに行こうと外付けのシャワールームに行ったら、床、洗面台、便器に黒い小さな葉っぱ?みたいなので覆われていて…

よく見ると全部、虫!

そしてその死骸に群がる巨大黒あり!

これを全部洗い流すのに一時間…。
気持ち悪すぎて凹んでます。なんで突然こんなことに…、原因がわからないから、明日の朝もこんなだったらと思うとさらに凹む…。
家主もいないし…。



写真はかなり処理した様子だけど洗面台のところの状況が床一面でした…。失神寸前!


後々、いろいろな人からの情報を得た結果…、

この羽虫、スリランカの雨季に全土で頻繁に発生するらしく…、昨晩はうちが標的となったようで…。

前にランカの先輩隊員(ヌワラエリア隊員)が訓練所に来て、様子を教えてもらうことがあったときに、この状況を写真でみていたこと…スッカリ忘れてました…。

確かに、昨日、昼間に凄い豪雨が頻繁に降ってはやみ、降ってはやみを繰り返していて、水はけの悪いウチの庭はぬかるんでた。

とりあえず、キレイに掃除して、家を出ようと外の正面玄関まで行くと、絨毯?ってぐらい羽が大量に落ちてて…、隣りと向かいの家の門の前にもそれなりに落ちてたけど…、ウチが一番大量だった…。

私のバスルーム、家主が自分で急遽作った外付けバスルームなので、隙間だらけ…。窓のフレームあってないし、ドアも寸法が違ってたのか、曲がってるのか、ちゃんと閉まりません。なんとかしたいけど、いつも通り家主はマナーに帰っちゃってて不在…。
これ、また起きたら私、多分、発狂します。

ちなみに私の住まいの玄関のドア、オートロックですが、昨日すべての鍵を家の中に入れたままドアを閉めてしまい、本当パニックになった。で、玄関のドアに思いっきり横ゲリを入れたら、鍵もドアも壊れず開いたんだよね…、よかった〜って思ったけど、オイオイって感じ。

欠陥だらけ…

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2014年9月30日火曜日

本当にウンザリする質問・・・

ブログのタイトルにあるように、あたくし、アラフォー、御年39歳です。

昨日私の所属するパルメラ開発局のチェアマンの政党の記者?が来て、インタビューをさせてくれと…。

私が所属するパルメラ開発局は、伝統工芸小規模企業開発省というところの管轄の局です。大臣もチェアマンも同じイーラム人民民主党(Eelam People Democratic Party)に所属されておりまして…。この政党と大臣については英語のWikiを見ればどういう人物か…わかると思いますが、ちょっとアレなんです…。(読んだらわかります)

まぁ、最初はスリランカについて、ジャフナについてどう思うかとか、過去の経歴なんかを聞かれて、「ジャフナは内戦があって閉鎖されていたせいか、ちょっとシャイな人、外の世界を知らない人が多いかもですね…。でも仲良くなるとみんな親切でいい人ばかりですね。」とか応えていたんですが、私の職歴を計算して、「てか?いくつなの?」とお決まりの質問に、「39だ」って応えると、またまたお決まりのリアクション。

記「結婚してるのか?」
私「してない」
記「なぜだ?」
私「自由でいたいからだ」

そこで、同席していたチェアマンの秘書と記者のおっさんが、

「お前には愛がないのか?」と…。

もうね…、失礼甚だしい。

「結婚して子供ができるとどこにも行けないし、家族の奴隷みたいな存在になるのがイヤなのだ」とちょっとイライラしながら応える。

「だってそれがDUTYではないか!」って…。

あぁあ、って感じ。だから外の世界を知らない。って言ったのに。

前にも、コロンボでかなり有名な私立病院に手があれて治らなかったので、行った時も。じいちゃんの医者に手あれの原因を突き止めるために、「子供いるのか」、「結婚してるか」聞かれ、家事のせいかな?って聞かれたんだと思うんだけど、未婚だと応えると、「日本人女性は愛を信じないのか?!」とこれまた、手あれと全く関係なくね?っていうコメントをいただきました。


スリランカでは、シンハラ人であろうと、タミル人であろうと、まず年齢・未婚既婚・結構詳細な家族構成を悪気なく当たり前のように聞いてきます。もう会う人、会う人に同じ質問されるから、かなり慣れてるけど、結構ランカ的に身分の高いだろう人が特に平気でこのようなコメントを放つことに驚いています。
今後国際化するなかで、失礼であるということを認識しないと危険じゃないかなぁ。と思った次第です。
毎回、ちゃんと応えてましたが、昨日のはちょっと本当にムカついたというか、呆れた…。


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